まっすぐ走れますか？ホイールアライメントが狂っているかも？

車のハンドルがブレることが多かったり、手を離すと直進せず曲がっていく、タイヤが片減りしているという症状は出ていませんか？

こんな時は、もしかしたらホイールアライメントが狂っているかもしれません。

ホイールアライメント？それも含めて解説します。

ホイールアライメントとは？

車に限った話ではありませんが、精密機械といえど部品一つ一つは全く同じ形状をしていません。

なので、この微妙に形状が違う部品たちで組み立てている以上、仕上がった機会も微妙に形状が違う、正確に言うと大小さまざまな誤差が所々現れていきます。

多くの機械は、誤差があっても動かすことができるようにできているし、この誤差を調整できる仕組みになっています。

自動車ですと、例えばホイールの装着角度や車軸のブレを調整することによって、より良い走行ができたりします。

この角度と車軸のブレを調整することを、「ホイールアライメントの調整」と言っています。

内容としてはキャンバー調整、トー調整、キャスター調整などがあり、図にするとこんな感じになります。

ホイールアライメントの調整はいわば人間で言う骨盤矯正のようなもので、曲がったまま放置していると、様々な問題が生じますよね？(笑)

ホイールアライメントは様々な要因で狂うことがあります。走行時の衝撃や段差を越えたときなど、日常的に使用しているだけでもいつの間にかアライメントが狂っているということは少なくないです。

特に事故を起こしたときは、相当強い衝撃が車にかかるのでしばしば狂うことがあります。

それだけでなく、ジャッキーで車体を持ち上げたり、急ブレーキや、不安定な運転を繰り返すことで歪んでしまうときもあります。

アライメントに狂いが生じると、
タイヤの片減りや安定して直進できないなどのさまざまな弊害を引き起こすことがあります。
結果としてタイヤの寿命を縮めてしまったり、燃費を悪化させる原因にもなるのです。

タイヤを交換したばかりなのに数か月でパンクして、事故を起こす。。。など思わぬところで危険な目に合ったり、修理やパーツ交換など余計な出費が増えるかもしれません。

しかしながら、ホイールアライメントを正確に調整する場合、測定のみで数万円以上と非常に高額な費用が発生します。

まずは専門店でトゥー角の調整のみを行ってみてはどうでしょうか？
フロントトゥーのみの調整であれば、数千円で行ってくれるところが多いです。

この数千円をかけるだけで、余計なリスクを負わなくて済むと考えたら、やらない選択肢はないですね♪

他にも、ローダウンなどサスペンションを変更したり、タイヤやホイールのサイズを変更したりしたときや、コーナーリング性能を変えたいときにも行うとよいでしょう。

また、まっすぐ走れるようになったり、タイヤの消耗を抑える以外にも燃費の向上、サスペンションやステアリング周りの耐久性の向上、コントロール性能の向上（コーナーリング性能など）にも期待できます。