車のメーターパネルには、エンジン警告灯をはじめ複数の警告灯が表示されています。
普段は光ると言ったらエンプティランプだけで…(笑)、消えているためあまり気になりませんが、いざ点灯したりすると、え???ってなりますよね...
何かしらの原因である日突然警告灯が点灯する可能性があるだけに、万が一のときの対処法を押さえておくことは非常に大切です。
そこで、警告灯の中でも重要度の高いエンジン警告灯について、点灯する原因や点灯時の対処法について解説します。
まず、警告灯の色について復習
車にはエンジン警告灯以外にも複数の警告灯が搭載されており、赤、黄(橙)、緑の3色のいずれかで危険度を知らせる仕組みになっています。
赤色:すぐに車を停める必要がある深刻な状態
黄色(橙色):赤色ほど深刻な状態ではないものの、速やかな点検が必要な状態
緑色:特に異常はなく安全な状態
このうち、エンジン警告灯は黄色(橙色)です。つまり、赤色ほど緊急性は高くないものの、点灯時は速やかに点検を受ける必要があります。
なお、警告灯の色は国際規格(ISO)によって決められており、世界共通です。つまり、外車の場合も上記の色の仕組みは同じとなります。
もし、橙色以上のランプが点灯したら速やかに近くのガソリンスタンド等に行って点検・修理をしてもらいましょう。その他にも走行中に異音・異臭などがした場合は速やかに車を停車させ、レッカー車を手配する等、まずは任意保険の会社に相談してみるとよいでしょう。
どんな時にランプが点灯する?
エンジン警告灯が点灯するパターンは2通りあります。
①エンジンを付けるとき
車のエンジンスイッチを入れたタイミングで、メーターパネル内のすべての警告灯が点灯します。このとき、各警告灯のランプ切れや警告システムに異常がないかどうかもチェックされる仕組みとなっています。
異常がないことが確認できれば警告灯は消灯します。そのため、エンジンスイッチを入れたときの点灯については、心配無用です。
ただし、エンジンスイッチを入れても警告灯が点灯しない場合は、早めにディーラーや整備工場に相談しましょう。

いろいろなマークがありますが、全部意味わかりますか?(笑)私は…自信ありません…
②エンジン制御系の何かのセンサーに以上を検知したとき
エンジンにはさまざまな制御センサーが搭載されており、安全な走行や性能を阻害する危険がないか、常にチェックしています。
このセンサーが異常を検知すると、走行中、停車中問わず、エンジン警告灯が点灯するようになっています。まぁ当たり前ですね♪
エンジン警告灯が点灯したときに考えられる不具合とは?
O2センサー
エンジン警告灯が点灯する原因として最も多いといわれているのが、O2センサー関連のトラブルです。
中古車などは特にこれ。
酸素濃度を測るO2センサーは、車にとって最適な燃焼状態を維持する役割を果たしています。
・エンジン警告灯の点灯で考えられる不具合
O2センサーが故障すると、エンジンの正確な燃焼状態が把握できなくなり、エンジンストップやアイドリング時の回転異常、マフラー触媒部が高温になるといった不具合を引き起こすおそれがあります。
また、燃料を余分に消費するようになるため、燃費が悪くなります。
イグニッションセンサー
イグニッションセンサーは、エンジンの点火制御を担うセンサーです。
・エンジン警告灯の点灯で考えられる不具合
最近の車は、点火のタイミングがコンピューターによって制御されています。そのため、エンジン点火に異常があった場合にエンジン警告灯が点灯します。異常を放置すると、エンジンストップを起こしてしまうおそれがあります。
エアフローセンサー
エアフローセンサーは、エンジン内に送る空気量を測ることで、燃料の噴射量を調節する役割を担っています。
・エンジン警告灯の点灯で考えられる不具合
エアフローセンサーが故障すると、計測される空気量と実際にエンジンに送られる空気量に差が生じ、燃料噴射が正確でなくなってしまいます。そのため、エンジン吸気系のトラブルが引き起こされるケースが多いです。
また、メンテナンス不足でエアクリーナーやエレメントが汚れていても、エンジンに送る空気量が減ってしまうため、適切な燃焼ができず警告灯が点灯することがありますし、燃費が悪くなる恐れがあります。。
アクセルポジションセンサー(アクセル開度センサー)
アクセルポジションセンサーは、アクセルの踏み込みと加速を計測するセンサーです。
・エンジン警告灯の点灯で考えられる不具合
このセンサーに異常があると変速や回転数に影響が出るため、走行自体にトラブルが生じる可能性があります。
警告灯が点灯した場合は速やかに車を停めて、業者に点検を依頼しましょう。
バッテリーセンサー
バッテリーセンサーは、その名の通りバッテリー動作をチェックするセンサーです。
・エンジン警告灯の点灯で考えられる不具合
バッテリーが上がってしまったときや、バッテリー交換時にバッテリー端子の接続トラブルが生じているとエンジン警告灯が点灯します。
またバッテリーセンサーの異常だけでなく、電圧の低下など、バッテリーの寿命を知らせるために点灯することもあります。その場合は、バッテリー交換が必要になります。
その他
稀なケースではありますが、エンジン警告灯は次のような原因によって点灯することもあります。
・給油口キャップの汚れや不良
給油口キャップの劣化や汚れがついていることによって内圧を調整できなくなると、エンジン警告灯が点灯します。
また、給油口キャップがきちんと閉まっていない場合も点灯することがあります。
・タコメーター、速度計の異常
各種メーターに異常が生じると、エンジン警告灯が点灯します。放置するとエンジンがかからなくなってしまうおそれがある上、メーターの不調は運転にも支障をきたすため、早めに点検を受けましょう。
・電装系統の異常
最近の車にはエアコンやオーディオシステム以外にもさまざまな電装品が搭載されており、多くのセンサーが装備されています。これらのセンサーのうち、走行や安全に関わるセンサーが異常を検知しても、警告灯が点灯するケースがあります。
エンジン警告灯が一度でも点灯したらすぐに点検を!
基本的に車は高性能な精密機械で、安全策に安全策を重ね、なかなか壊れにくくなっております。その精密機械が異常を訴えているので、あまり軽く考えてはいけません。
点灯してすぐ動かなくなるというわけではありませんが、何が起こるかわかりません。
大きな事故につながりかねませんので、すぐに点検・修理をしましょう!
andリースなら新品の車を乗るので、そういった心配はほぼありません♪
是非ご検討を!
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