車はガソリンだけ入れれば大丈夫!て思っている人もいるかもしれませんが、
ガソリンだけ入っていれば走るものでもありません。
燃料のガソリンだけでなく、バッテリーの残量だったり、タイヤのすり減り具合だったり、エンジンオイルだったり常に点検しなければならないものが多数あります。
今回はその中でも、エンジンオイルについて説明したいと思います。
潤滑だけじゃない?エンジンオイルの役割とは?
エンジンオイルはよく言われるのが、シリンダーとピストンの潤滑するために使われると言われていますが、あっていることはあっていますが、役目の一部にすぎません。
まずはエンジンオイルの役割を見ていきましょう。
潤滑
エンジンのパーツをスムーズに動かせるようにする役割です。
密封
シリンダーとピストンの間のわずかな隙間をオイルで埋めて密閉率を上げることで、
効率よく動力を作る働きをフォローしています。
防錆
エンジンのパーツが錆びつくことを防ぐ役割です。
冷却
車の動力を作る際に行うピストン運動によって高温になったエンジンを冷却する役割もあります。
清浄
エンジン内で起こった摩擦やピストン運動などで生じた汚れを分散し、特定の場所に溜まらないようにする役割です。
* * *
どうでしょう?思ったよりたくさんの役割を担っていましたね。ガソリンが車の血液だとしたらエンジンオイルは腎臓みたいなものでしょうか?(笑)
エンジオイルが無くなるとパーツが潤滑に動けなくなり、シリンダーに隙間ができてエネルギー効率が悪くなる。さらに、パーツは錆付きエンジン内の汚れがたまっていく。そして、熱くなったエンジンは熱くなったままでオーバーヒートを起こしやすくなる。
これは定期的に交換する必要がありそうです。。。
エンジンオイルを交換しないとどうなってしまうのか?
エンジンオイルの交換をしないままでいるとどうなるのか気になる方もおられるのではないでしょうか。エンジンオイルの交換をせずに車を走らせると、エンジンの故障へとつながります。まず、エンジンオイルを長期間使い続けていると、劣化が進んで燃費が悪くなります。これは劣化によって清浄や密封などの役割が果たせなくなることが原因です。
さらに劣化が進むとエンジンオイルの粘度が失われてきます。エンジンオイルの粘度が下がるとエンジンの保護効果が低くなり、エンジンの部品に摩擦が起こりはじめます。エンジンオイルの劣化が最終段階になると、エンジンオイルの漏れやエンジン内部の部品に深刻なダメージが起こり、最終的にはエンジンが止まってしまう場合があります。

エンジンオイルは車のスペックに合ったもの、そして毎回同じオイルを使いましょう!
エンジンオイル交換の作業自体は、ある程度の知識があれば自分でもできる作業です。カー用品店で気になったエンジンオイルを購入し、自分で交換をする方もおられるのではないでしょうか。
本来エンジンオイルは、エンジンに適したスペックのオイルが使用されています。通常の使用なら、同等スペックのエンジンオイルを選びましょう。
異なるスペックのエンジンオイルを使用すると、運転のフィーリングが変わることがあります。これまで使っていたエンジンオイルよりも粘度の高い物に交換した場合、エンジンオイルの抵抗が増え、燃費が悪くなることもあるようです。
また、エンジンオイルには品質を保つための添加物が配合されています。自動車メーカーに指定されたグレード以下のエンジンオイルを使うと品質が保てなくなり、エンジンオイルの性能が落ちてしまう可能性もあるでしょう。きちんと車に適したエンジンオイルを使用することが大切です。
エンジンオイルの交換目安は
ガソリンエンジンを搭載している車の場合、走行距離3,000km~5,000km毎もしくは3ヶ月~6ヶ月毎を推奨しています。ただし、走行距離や車の使い方などによって、エンジンオイルの交換時期は異なります。
通常よりも短期間で長距離を走行している場合は、期間ではなく走行距離を目安にしてエンジンオイルを交換することをおすすめします。自分が確認しやすい、あるいはカーライフスタイルの合っているほうで交換をおこないましょう。
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